WordPressプラグイン「Show article map」の使い方を解説

「Show Article Map」とは、WordPressサイトの内部リンク構造を記事本文に絞って可視化できるプラグインです。
ヘッダーやフッターのリンクは除外され、本当に重要な内部リンク関係のみを見やすくマッピングしてくれます。
「どの記事が孤立しているのか」「重要なページへのリンクは足りているのか」と内部リンク最適化に頭を悩ませているWebサイト運営者の方は多いのではないでしょうか。
この記事では、Show Article Mapの機能や使える環境条件、インストール方法から実際の使い方まで詳しく解説します
WordPressにインストールして有効化するだけで、内部リンク構造を俯瞰的に把握できるようになります。

内部リンク構造の最適化はSEO対策の重要ポイントです。
Show Article Mapを使えば、わずか数分の設定で内部リンクの問題点が一目瞭然になりますよ。
関連記事
内部リンクの重要性については「内部リンクとは?SEO効果を最大化する戦略的な貼り方・最適化」で詳しく解説しています。
また、内部リンクの調べ方・その他のチェックツールに関する記事も参考にしてください。
Show Article Mapとは?【内部リンクを可視化できるWordPressプラグイン】
「Show Article Map」とは、内部リンク構造を可視化できるWordPressプラグインです。
ここでは、Show Article Mapでできることと、使える環境について解説します。
「Show Article Map」でできること
前述した通り、「Show Article Map」とは、内部リンク構造を可視化できるWordPressプラグインです。
WordPressにインストールして有効化するだけで、サイト内の記事の内部リンク構造をわかりやすくマッピングしてくれます。


この機能により、内部リンク構造を俯瞰して見ることができるため、以下のような観点から内部リンクのチェックを行うことができます。
- 孤立記事がないか
- 重要なページに内部リンクが集まっているか
内部リンクのチェック観点については「内部リンクの調べ方は?チェック観点・おすすめ可視化ツールも解説」で詳しく解説していますので、参考にしてください。
また、「Show Article Map」では、記事本文に絞った内部リンクを確認できます。
SEOではコンテンツ内の内部リンク最適化が重要であり、管理することが一番難しいポイントです。



これにより、ヘッダー・フッター・サイドバーなどの余分な内部リンクがマップ内に入らなくなり、見やすく可視化してくれています。
「Show Article Map」を使える環境
Show Article Mapは、以下の環境で動作確認済みとのことです。
- Chromeブラウザ
- PHP:7.1以上
- WordPress:4.8.2以上
- テーマ:Simplicity、Cocoon、AFFINGER4、WING、STORK 、賢威、SANGO、ATLAS
※STORKをお使いの場合、スラッグを英字にしないとリンクが認識されないようです→参考情報
上記に記載のないSWELLでShow Article Mapを有効化した場合、エラーメッセージが全ページ内に表示されてしまいました。
SWELLによるエラーかどうかまでは検証していませんが、ご利用する際は注意してください。
「Show Article Map」の使い方を解説
Show Article Mapの使い方について解説します。
GithubからShow Article Mapをダウンロードする
まずは以下のリンクからGithubを開き、ファイルをダウンロードしましょう。
以下のページに飛ぶので、ダウンロードボタンをクリックしてファイルをダウンロードしてください。


WordPressの管理画面からインストール&有効化
次に、WordPressの管理画面から、先ほどダウンロードしたファイルをインストールします。
まず、サイドバーから「プラグイン」をクリックし、その後上部の「プラグインを追加」ボタンをクリックしてください。


次に、上部の「プラグインのアップロード」をクリックしてください。


次に、「ファイルを選択」ボタンをクリックし、先程ダウンロードしたzipファイルを選択してください。
その後「今すぐインストール」ボタンをクリックしてください。


最後に、インストールしたプラグインを有効化しましょう。





これでWordPress内でShow Article Mapを使える状態になりました。
固定ページを作成する
次に、内部リンクのマッピングを表示させるための固定ページを作成しましょう。
まず、サイドバーから「固定ページ」をクリックし、その後上部の「固定ページを追加」をクリックしてください。


作成できたらタイトルは「Show Article Map」、スラッグは「show-article-map」にでもしておきましょう。
そして、本文に[show_article_map]
というショートコードを入力して、「非公開」で保存してください。


ページを表示させてマップが表示されれば完成
以下のように内部リンクのマップが表示されたら完成です。


これで、Show Article Mapを使えるようになりました。
これからは、サイトの記事が更新されるたびに自動でマップが更新されるようになります。



Show Article Mapを活用して、重要なページに内部リンクが集まっているか・孤立している記事が存在しないかをチェックしてみてください。
「Show Article Map」以外の内部リンクの調べ方は?
Show Article Mapは内部リンクを可視化するのにとても使えるツールではありますが、これだけですべてをチェックできるわけではありません。
Show Article Mapの他にも以下のようなツールが使えます。
- Google Search Console【関連性の高いリンク・孤立ページ】
- Broken Link Checker 【リンク切れ・アンカーテキスト】)
- リンクチェッカー(リンク切れチェックツール)【リンク切れ】
- 内部リンクのアンカーテキストチェックツール(ohotuku.jp)【アンカーテキスト】
- Screaming Frog SEO Spider【リンク切れ・アンカーテキスト・関連性の高いリンク・孤立ページ】
- Microsoft Clarity(クリック状況の確認)



これらのツールでわかることや、調べ方・チェック方法は「内部リンクの調べ方は?チェック観点・おすすめ可視化ツールも解説」で詳しく解説しているため参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、WordPressプラグイン「Show Article Map」の使い方について解説しました。
「Show Article Map」は、WordPressサイトの内部リンク構造を記事本文に絞って可視化できる便利なプラグインです。このツールを使うことで以下のようなメリットがあります。
- 孤立している記事を簡単に特定できる
- 重要ページに十分な内部リンクが集まっているかチェックできる
- ヘッダー・フッター・サイドバーのリンクを除外し、本文の内部リンクだけを確認できる
- WordPressにインストールして有効化するだけで使用可能
導入方法も簡単で、Githubからファイルをダウンロードし、WordPress管理画面からインストール・有効化した後、固定ページに[show_article_map]
ショートコードを設置するだけです。



内部リンク構造の最適化はSEO効果を高める重要な要素です。
Show Article Mapを活用して定期的に内部リンク構造をチェックし、サイト全体の回遊性と検索エンジンでの評価向上につなげましょう!